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■団体概要 非営利活動として、2003年4月にバグマティ県ドラカ郡ビグ地区のロクタ産地の調査を開始。 名 称 特定非営利活動法人 ヒマラヤ・ロクタの森 代表者 井林昌子 会員数 45名・1団体(2006年12月現在) 所在地 神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴208-2
■活動趣旨 ネパール国のヒマラヤ山中に自生するジンチョウゲ(ネパール語名でロクタ)を原料とする手すき紙は、ネパールの貴重な伝統産業であり、家内工業として多くの人々の生活を支えてきました。ロクタはヒマラヤ山麓の標高1,800メートル以上の丘陵地帯に育つ灌木で、繁殖力が強いため適切な量の伐採であれば、自然に再生循環をします。しかし近年、ネパール国外での手すき紙の需要が大きく伸び、販路が世界中に拡大された結果、過度の伐採や討伐が起き、ネパールの山中では成木となったロクタがもはや存在しないほどの乱伐状態に陥っているのです。種の根絶は生態系のバランスを崩し、森林全体にも影響を及ぼす影響もあり、土壌流失などの環境破壊を起こす可能性も高いでしょう。 手すき紙産業はネパールの輸出品目第3位に位置し、重要な外貨収入源となっています。また、原料産地の村人や生産過程にたずさわる多くの人々にとって生活のために欠かせない産業であることは間違いありません。ネパールの手すき紙産業に関わるすべての人々が森林資源の保全と循環利用の意識を持つことが必要とされています。自然環境を壊さずに資源を循環させ、手すき紙産業を存続させることが現在、緊急な課題となっているのです。 産地の村人が主役となり、ロクタの森を守り、特産品としての意識を持ち、他の森林資源と共に有効活用していくこと。ロクタの森の再生によって、今まで社会的な弱者であった村人たちが経済的に自立することも可能になります。NPO法人ヒマラヤ・ロクタの森は、現在、ドラカ郡及びシンドパルチョーク郡のうちの8つの地区の住民の意識改革を行い、手すき紙産業の維持のため、ロクタの自然循環を再生し、森林破壊を食い止めようとしています、同時に、村人による村人のための手すき紙産業の復興、さらに村人の経済的な独立を支援するため新規産業の創造活動を行なっています。 |