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■事業内容
●森林資源の再生事業・育成事業
8つの地区の村人(総人口26,000人)が、森の資源を保全する意識を統一して、ロクタやアルゲリ(ミツマタ)などの無断伐採を禁止し、それらを育成する活動の支援をします。ロクタの人工的な植林が有効かどうか、プランテーションをつくり、育苗・植林の実験を行なったり、幼木の植え替えにより成長を促進させます。
また、資源として利用価値が大きいアルゲリを、適地を選び、適確な方法を研究しながら植林をします。これらの事業は、村人の自発的な試行錯誤を基調として進められています。
●森林資源の有効利用トレーニング
8つの地区から中心地に25人が集合し、現地特産資源の麻(イラクサ・ネパール名アロー)を50日間かけて滞在しながら繊維から糸にする方法、糸から布にする方法を学びます。森林資源に対する有効利用意識を高めつつ現金収入を増やすことを目的としています。このトレーニング参加者は、男女問わず、持続的に生産に関われること、指導力のあること、将来的に地域の発展に寄与する能力のある村人を選出します。
●適正な採取量を知るセミナーとワークショップ
乱雑な伐採による枝の再生不良を防止するために適切な伐採方法や、環境保全に配慮した生産法を学びます。各地区にどれだけのロクタがあって、いつどれだけ採取できるかを実地調査します。メジャーを使って一定面積に何センチのロクタがそれぞれ何本生えているのかを調べ、科学的に分析することを学びます。この記録をもとに、循環再生可能な適正な採取量を割り出します。
●保全したロクタによる手すきトレーニングと森林認証制度等の取得
河川汚染や過度の森林伐採を防ぎ、環境に配慮した生産が行なわれるように、約1カ月の長期でロクタの手すきトレーニングを行ないます。近い将来には、世界市場で競争力のある良質な手すき紙の生産を目指し、ISOやFSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)の認証、化学薬品未使用や森林破壊をしないで生産していることの証明書等を取得できるような技術を学ぶことも予定している。
●住民の工場設立支援や商品開発のコーディネート
村人自身のために森林資源を有効かつ適切に利用できる工場の設立を支援します。村人は、事前に設立・経営・財務などの方法を学びます。村人自身の資金で設立し、都市部の資本家などの出資も募ります。NPOから支援された資金(全体の15〜20%)は資本金として扱われ、株となり、それは最貧困層(病気や老齢のために働けない人)が株主となり、年で利益が出た配当金のうちの50%を生活費にあて、残りの50%を株の元金として返済されます。
返済された資金は、また別の貧困層へ株として渡され、工場に利益が出たら各自が配当金を得ることができるようになります。この仕組みは、地場産業の利益が、その地の働くことができない最貧者を自然と救援することとなるため、自分だけのことを考えるのではなく、苦しんでいる人を救うという助け合いの互助精神も生まれ、直接仕事として関われない住民も工場の発展を願い、協力する気持が芽生えることも期待できます。
また、ネパールのNGOや日本の企業に働きかけ、森林資源を生かした眞商品の開発をコーディネートをします。そして村人の現金収入を増やし、その一部を森林資源の保全・再生活動にあてます。
●こどもたちのための森のワークショップ
「大切な資源は美しい森から生まれる」ということをテーマに、各村にてこどもを対象にしたワークショップを行ない、次世代を担うこどもたちに自分たちが暮らす風土に対する誇りや愛着を培います。同時に、持続的な森林の利用に欠かせない、環境保全の意識を醸成します。
●展示会の開催、商品開発、販売事業
ネパールでの活動やロクタ産地の実態をを多くの方に知っていただくため、日本各地でパネル展示会やワークショップを行ないます。また、運営資金にあてるため、ネパール関連商品の開発を行い、展示会やインターネットなどを通じて販売します。
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